ご無沙汰しており、申し訳ありません。鈴木です。
今回は、いつもとは違い、最近制作した教材についてご紹介します。
今回のソフト/サービス
ご紹介するのは、
・「実験観察用 ガラス教材セット」 です。
ガラス教材セットは、新化学技術推進協会(JACI、会長=藤吉建二三井化学会長)の企画で、
板ガラス協会、旭硝子(株)、東ソー(株)、東ソー・クォーツ(株)、日本電気硝子(株)、電気硝子建材(株)の材料提供および協力により、
弊社オキドキサイエンスが制作を行った教材です。
その過程では、以前のブログでも少し触れたのですが、
高校化学の先生方の研究会である次世代化学教育研究会(SCN)の皆様に
ご意見をいただきながら教材化を進めて参りました。
先日7月2日に贈呈式が行われたのですが、その際の様子が化学工業日報の記事になっています。
教材の内容
ガラスには、その組成や製法の違いによって様々な種類と特徴があることを、代表的な単板と複層の板ガラスを用いて体験し、ガラスに対する理解を深めることを目的とした教材です。
ソーダ石灰ガラス、ホウケイ酸ガラス、鉛ガラス、石英ガラスの単板と、
透明複層ガラス、遮熱高断熱複層ガラス、合わせガラス(高分子フィルム含有)の
計7枚の板ガラスが入ったセットになっていて、解説書記載の様々な実験を通して、
それぞれの特徴を体験することができるようになっています。
ガラス、セラミックスは、日本が世界をリードする分野であるにも関わらず、
高校化学の教科書では、ガラスに関する記述が1ページ程度しかなく、
教える側も教材がなくて説明ができない状況でした。
贈呈式の様子
written by 鈴木孝一
鈴木 孝一
オキドキサイエンス代表。以前はデータマイニング会社に勤務してました。前職でのスキルを活かし、「Webときどきサイエンス」と題して、サイエンスに関するWeb上のサービスやデータベースを紹介しています。 最近の趣味は、実験キット開発と器械体操・アクロバットです。