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[遊び×学び3] ユニークなエデュケーショナルトイ

2012.6.22 category : ブログ written by 関 康子
(写真1)地球電池キット
(写真1)地球電池キット

私たちのエデュケーショナルトイのコレクションを一部をご紹介しましょう。

先ず、ロンドンで入手した、「地球電池キット」(写真1)は砂とフィルム容器と電球などという簡単な材料で、電気の発生システムを学べるというもの。作った後にも遊び使えるという着眼点が新鮮です。イギリスの素晴らしさは、「博物学の王国」にふさわしく、子ども向けの図鑑が充実していることです。子ども向けなのに「ミイラ」という図録もあり、エジプトからアンデスまで、多種多様、古今東西のミイラがきちんと紹介されています。幼稚園児だった姪にお土産に買ってプレゼントしたら、「コワイ!」と言って2度とページを開いてくれませんでした。それだけリアルで、大人でも十分楽しめる内容なのです。

(写真2)電子回路キット
(写真2) 電子回路キット

アメリカは、スミソニアンや先述のエクスプロラトリアムなど優れたミュージアムがあり、オリジナルグッズも充実していますが、サイエンス系といえば、「ディスカバリーチャンネル」のグループに属するディスカバリーストアのグッズです。全米にショップが展開されており、大人もはまってしまう理科・科学教材、書籍やDVDなどのメディアからアウトドア用品まで、幅広い品揃えです。

(写真3)シャボン玉の原理が学べるキット
(写真3)シャボン玉キット

ここで購入したユニークなエデュケーショナルトイとしては、カラフルなプラスチックのパーツと解説書の「電子回路キット」(写真2)は、30以上のパーツを組み立てられる本格派。
もっとお手軽に、さまざまなシャボン玉遊びを通じて、シャボン玉の原理が学べるキット(写真3)など、工夫が凝らされています。

ごく、当たり前の遊びも、なぜ、どうして?という視点から考えると、意外な発見があるかもしれませんね。

関 康子

デザインエディター、トライプラス代表 デザイン誌『AXIS』編集長を経て、フリーランスのエディターとして活動。2001年にはトライプラスを共同設立し、「good design for children」を目標に、子どもの「遊び、学び、デザイ ン」のための商品開発、展覧会・出版企画・編集にもあたる。2011年、「倉俣史朗とエットレ・ソットサス」展(2121DESIGN SIGHT)で、ディレクターを務める。女子美術大学非常勤講師。 著書に『世界のおもちゃ100選』(中央公論新社)、AERA DESIGN『ニッポンのデザイナー100人』『ニッポンをデザインした巨匠たち』(共著、朝日新聞社)、『超感性経営』(編著、ラトルズ)、「倉俣史朗とエットレ・ソットサス」(編著)など。

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