こんにちは。鈴木です。
今日も、サイエンスに関するWeb上のサービスやデータベースを紹介していきます。
今回のソフト/サービス
今回ご紹介するのは、
・Mitaka(ミタカ)
・Mitaka Plus(ミタカ プラス) です。
Mitakaは、国立天文台 4次元デジタル宇宙プロジェクト(4D2U Project)が開発した、
太陽系・恒星・銀河データを基にした「4次元天体シミュレータ」です。
Mitaka Plus は、オープンソースソフトウェアとして公開されたMitakaをベースに、
使い勝手や機能の向上を行った派生版です。
地球から宇宙の果てまでを自由に移動して星座や惑星を観察したり、
小惑星探査機からの眺めをシミュレートしたり、先日の日食の再現もできてしまいます。
↓下記のような動画も簡単に作れます。
さらにムービーの動きを「スクリプト」として編集・保存することができます。
こちらは、少しプログラミングや動画編集の知識が必要です。
使い方
さて使い方ですが、まずソフトをダウンロードしましょう。
下記のURLをクリックして、それぞれダウンロードしたら、zipを解凍します。
・Mitaka バージョン 1.2.0b
・Mitaka Plus version 1.5.4 Windows 7 / Vista / XP / 2000版
(Macをお使いの方は、MitakaPlus公式サイトより、MacOS版をDLして下さい。)
Mitaka Plusのフォルダの中身を全て選択して、Mitakaの方に全て上書きコピーします。
これで準備完了です。
あとは、mitakaPlus.exeをダブルクリックすれば使用できます。
操作方法
一般的な操作方法は、公式サイトや色々なサイトで丁寧に説明されているのでそちらをご覧ください。
・Mitaka チュートリアル
・アクセラと+αな生活「Windows Vista で Mitaka を遊んでみる。」
発展的な使い方
スクリプトを使って、ソフトを自動操作してみます。
プラネタリウムでの天体ショーのような宇宙映像を自分のPCで見ること、作ることができます。
下記のサイトから、スクリプトをダウンロードしてMitaka Plusに読み込ませてみましょう。
・Ssim Project「宇宙から眺めた地球」
スクリプトはこちら。
右クリックで「リンク先を名前をつけて保存」します。
保存したファイルは、mitakaフォルダ内の、stateフォルダに保存しましょう。
Mitaka Plusのメニューから
ファイル > 状態を読み込み
で、先ほどのスクリプトファイル「c07.lua」を読み込みます。
すると、Mitaka Plusが自動で動き出し、「宇宙からみた地球」を解りやすく解説してくれます。
スクリプトを少し勉強すれば、好きな映像を作ることも可能です。
興味のある方は下記をご覧ください。
・Mitaka Plus スクリプト入門(PDF)
以上のように、Mitaka、Mitaka Plusを使えば、今からすぐにでも宇宙へと旅立つことができます。
宇宙兄弟などのアニメの影響で、宇宙飛行士に憧れている子供たちも多いと思います。
お父さん、お母さん、ぜひ子供たちを宇宙旅行へ連れて行ってあげて下さい。
written by 鈴木孝一
鈴木 孝一
オキドキサイエンス代表。以前はデータマイニング会社に勤務してました。前職でのスキルを活かし、「Webときどきサイエンス」と題して、サイエンスに関するWeb上のサービスやデータベースを紹介しています。 最近の趣味は、実験キット開発と器械体操・アクロバットです。